HOME > お役立ち情報 > 高価(硬化)なコーティングはメンテナンスしなくて良い? CATEGORY メディア 製品 イベント カーケアのアレコレ カーケアのアレコレ 2021/04/08 高価(硬化)なコーティングはメンテナンスしなくて良い? 私がカーケア製品に携わる様になってから、10年が過ぎました。その間、本当に多くのお車を拝見し、そのオーナー様とも沢山お話をさせていただいてきました。 そんな中で思う事があります。 それが、今回の内容です。 私達はほぼ毎週、全国各地にお邪魔し特設ブースでご来場される皆様のお車の状態を拝見させていただいております。ブースにお越しになられる皆様は、もちろんそれぞれに愛車の汚れにお悩みをお持ちなのですが、中でも塗装面に付着した水滴跡を綺麗にしたいという方が実に多いのです。そしてそのほとんどの方が持続性を売りにした硬化型コーティングを施工されていました。 自社VOODOORIDE製品であるシルクで除去できるか、試してみるのですが、硬化型コーティング施工車に焼き付いた水滴跡は本当に除去し辛く、場所によってはヘックス(コンパウンド)での除去が必要になるほど、酷く固着してしまっています。 私たちの作業を傍らで確認されているオーナー様は、本当に悲しそうに一言 『〇〇年はノーメンテナンスで良いと聞いているんだけどなぁ。。。』 という感じなのです。 誤解が無いように申し上げておきますが、硬化型(固まって数年持続する)コーティングは悪いものではありません。 塗装面を保護してくれる被膜が残り続けるという部分では確かに魅力的です。 ただその魅力の伝わり方に疑問を感じます! という事です。 コーティングをしたからノーメンテでも大丈夫だという事は絶対にありません。 むしろ逆です。 コーティング施工車こそ、定期的なメンテナンスが欠かせません。 何故なら、硬化型のコーティングを施工するという事は、簡単には除去できない被膜、もう一層の塗装を新たに上塗るようなものだからです。 その被膜が劣化や酸化で汚れてきても硬化させているため簡単には剥がす事ができませんし、またその成分上、塗装面よりも水道水(雨)に含まれる成分が固着しやすくなってしまいます。 さらにはそのコーティングが撥水性である場合は、水が酸性クレーターやイオンデポジットを作りやすい水滴形状となって残るため、被膜がダメージを受ける可能性も上がります。 水玉が作るレンズの効果が塗膜やコーティング被膜を痛めるというのは確かな事実なんですね。。。 『当社のコーティングは水滴が残らないぐらい撥水します!』 などの驚くほどの撥水パフォーマンスを見ていると気持ちが良いのですが、冷静に考えて施工からしばらく経過すれば当初ほどの撥水性能は維持できなくなるのは当たり前なわけです。。。 時間経過と共に水滴の残る量は増えていくでしょう。。。 数ヶ月も劣化せず汚れが付かないコーティング被膜なんて私が知る限りありません。 仮に数ヶ月間ノーメンテでも抜群に排水性能が良いコーティングがあったとしても、春や秋に多い小雨を流しきる事はできませんので、やはり水滴が残ってしまうと思います。 そして残った水滴は撥水性被膜の上では、確実に水玉レンズと化します。 そんな状態が愛車の塗装面上で繰り返されていることなど知る由もなく、ノーメンテのセールスポイントを信じた結果。。。。 先ほど紹介したような悲しい結果となってしまうのですね。。。。 ですので、硬化系コーティングを施工しても安心せず、1~3ヶ月に一度は必ずメンテナンスをしてください。そう伝えるべきだと思うのです!! 酸性クレーターやイオンデポジットの付着、そして紫外線や汚れによりコーティングの表層が酸化劣化してきますので、その劣化を定期的に綺麗に除去し、そして硬化コーティングを保護するための防汚コーティングを上塗りするというメンテナンスが必要となってきます。 と! 皆様は、各メーカーが指定される方法で、必ず定期メンテナンスをしましょう! 皆様の大切な財産である愛車の価値を守るためなんです!! コストもかかりそうだし、そんな定期的にメンテナンスできそうにないよ。。。 という方は、最初から硬化型コーティングを施工しないという選択肢も有ります。 普通に用品店で手に入る簡易コーティングだけを洗車時に施工するだけでも十分に 汚れの固着から塗装面を守る事ができます。 硬化型コーティング程の持続性は有りませんが、時間が取れるときにご自身でメンテナンスすればOKという気楽さがあります。 そのメンテナンス時に積もった汚れと一緒に古くなったコーティングを除去して、新たなコーティングを再施工します。 今は一回の作業で汚れの除去もコーティングも、どちらも出来てしまう便利な製品は沢山ありますので、そういった製品を選べは、メンテナンスが面倒という問題も解決できますし、 硬化型コーティング施工車の様に、これを使ってはダメ、あれをしてはダメという制約がありませんから、お好きな製品をあれこれ試してみる楽しみを増えますよね!! そういった簡易コーティングの場合、効果の持続中にメンテナンスが出来なかった利した場合、塗装面を痛めてしまうのでは(イオンデポジットやウォータースポット残してしまうのでは?)という心配もあると思いますが、 万が一コーティング効果が無くなってしまったとしても、それほど心配する必要は有りません。 ここ20年の間に製造された車は、とても良い塗料が使われており表面硬度も3~4H程ありますし、耐熱性や耐候性にも大変優れています。 つまり磨きにも強く酸性クレーターやイオンデポジットに対する耐性も十分に備わっているという事です。 残念なぐらい汚してしまったとしても時間が取れる時に丁寧にメンテナンスしてあげれば『えっ!!ヤバ』というぐらい新車感が復活します。 (しっかり磨いて汚れを除去しコーティングしてあげてください。手前みそですがVOODOORIDEシルクは、その際におススメです) コーティングは、あくまでカーケアを楽にするための補助的な物なのです。 自身が汚れを受け止めて塗装面に汚れを固着させないという役割が主体の犠牲被膜なのです。(汚れが固着しなければ簡単に綺麗に出来て楽ですよね?) あとは水滴がレンズ効果により塗装面を焼いてしまうリスクを出来るだけ回避する性能が付加されていれば、そのコーティングが撥水してもしなくても、それほど大きな差は無いと感じています。撥水はただのパフォーマンスです。 コーティングに高性能を求めても限界があるという事だけはお忘れなく!高価なコーティングも必ず酸化劣化します。 それよりもカーケアは愛車とのスキンシップだと思って面倒クサがらずに楽しみましょう! 恋こがれて手に入れた愛車なんですから、 大好きすぎて家族に内緒で沢山お金を使った愛車なんですから(笑) ですから手を抜いて楽をしようと思ってはだめです。 きちんと向き合って、しっかり手をかけてあげてください。 それが愛です! 愛は車を救う!! 前へ次へ TAGS タグ 掲載 RANKING 最近人気の記事 洗車とエコ タイヤをアルカリ系洗剤で洗って良いの???
そんな中で思う事があります。
それが、今回の内容です。
私達はほぼ毎週、全国各地にお邪魔し特設ブースでご来場される皆様のお車の状態を拝見させていただいております。ブースにお越しになられる皆様は、もちろんそれぞれに愛車の汚れにお悩みをお持ちなのですが、中でも塗装面に付着した水滴跡を綺麗にしたいという方が実に多いのです。そしてそのほとんどの方が持続性を売りにした硬化型コーティングを施工されていました。
自社VOODOORIDE製品であるシルクで除去できるか、試してみるのですが、硬化型コーティング施工車に焼き付いた水滴跡は本当に除去し辛く、場所によってはヘックス(コンパウンド)での除去が必要になるほど、酷く固着してしまっています。
私たちの作業を傍らで確認されているオーナー様は、本当に悲しそうに一言
『〇〇年はノーメンテナンスで良いと聞いているんだけどなぁ。。。』
という感じなのです。
誤解が無いように申し上げておきますが、硬化型(固まって数年持続する)コーティングは悪いものではありません。
塗装面を保護してくれる被膜が残り続けるという部分では確かに魅力的です。
ただその魅力の伝わり方に疑問を感じます!
という事です。
コーティングをしたからノーメンテでも大丈夫だという事は絶対にありません。
むしろ逆です。
コーティング施工車こそ、定期的なメンテナンスが欠かせません。
何故なら、硬化型のコーティングを施工するという事は、簡単には除去できない被膜、もう一層の塗装を新たに上塗るようなものだからです。
その被膜が劣化や酸化で汚れてきても硬化させているため簡単には剥がす事ができませんし、またその成分上、塗装面よりも水道水(雨)に含まれる成分が固着しやすくなってしまいます。
さらにはそのコーティングが撥水性である場合は、水が酸性クレーターやイオンデポジットを作りやすい水滴形状となって残るため、被膜がダメージを受ける可能性も上がります。
水玉が作るレンズの効果が塗膜やコーティング被膜を痛めるというのは確かな事実なんですね。。。
『当社のコーティングは水滴が残らないぐらい撥水します!』
などの驚くほどの撥水パフォーマンスを見ていると気持ちが良いのですが、冷静に考えて施工からしばらく経過すれば当初ほどの撥水性能は維持できなくなるのは当たり前なわけです。。。
時間経過と共に水滴の残る量は増えていくでしょう。。。
数ヶ月も劣化せず汚れが付かないコーティング被膜なんて私が知る限りありません。
仮に数ヶ月間ノーメンテでも抜群に排水性能が良いコーティングがあったとしても、春や秋に多い小雨を流しきる事はできませんので、やはり水滴が残ってしまうと思います。
そして残った水滴は撥水性被膜の上では、確実に水玉レンズと化します。
そんな状態が愛車の塗装面上で繰り返されていることなど知る由もなく、ノーメンテのセールスポイントを信じた結果。。。。
先ほど紹介したような悲しい結果となってしまうのですね。。。。
ですので、硬化系コーティングを施工しても安心せず、1~3ヶ月に一度は必ずメンテナンスをしてください。そう伝えるべきだと思うのです!!
酸性クレーターやイオンデポジットの付着、そして紫外線や汚れによりコーティングの表層が酸化劣化してきますので、その劣化を定期的に綺麗に除去し、そして硬化コーティングを保護するための防汚コーティングを上塗りするというメンテナンスが必要となってきます。 と!
皆様は、各メーカーが指定される方法で、必ず定期メンテナンスをしましょう!
皆様の大切な財産である愛車の価値を守るためなんです!!
コストもかかりそうだし、そんな定期的にメンテナンスできそうにないよ。。。
という方は、最初から硬化型コーティングを施工しないという選択肢も有ります。
普通に用品店で手に入る簡易コーティングだけを洗車時に施工するだけでも十分に
汚れの固着から塗装面を守る事ができます。
硬化型コーティング程の持続性は有りませんが、時間が取れるときにご自身でメンテナンスすればOKという気楽さがあります。
そのメンテナンス時に積もった汚れと一緒に古くなったコーティングを除去して、新たなコーティングを再施工します。
今は一回の作業で汚れの除去もコーティングも、どちらも出来てしまう便利な製品は沢山ありますので、そういった製品を選べは、メンテナンスが面倒という問題も解決できますし、
硬化型コーティング施工車の様に、これを使ってはダメ、あれをしてはダメという制約がありませんから、お好きな製品をあれこれ試してみる楽しみを増えますよね!!
そういった簡易コーティングの場合、効果の持続中にメンテナンスが出来なかった利した場合、塗装面を痛めてしまうのでは(イオンデポジットやウォータースポット残してしまうのでは?)という心配もあると思いますが、
万が一コーティング効果が無くなってしまったとしても、それほど心配する必要は有りません。
ここ20年の間に製造された車は、とても良い塗料が使われており表面硬度も3~4H程ありますし、耐熱性や耐候性にも大変優れています。
つまり磨きにも強く酸性クレーターやイオンデポジットに対する耐性も十分に備わっているという事です。
残念なぐらい汚してしまったとしても時間が取れる時に丁寧にメンテナンスしてあげれば『えっ!!ヤバ』というぐらい新車感が復活します。
(しっかり磨いて汚れを除去しコーティングしてあげてください。手前みそですがVOODOORIDEシルクは、その際におススメです)
コーティングは、あくまでカーケアを楽にするための補助的な物なのです。
自身が汚れを受け止めて塗装面に汚れを固着させないという役割が主体の犠牲被膜なのです。(汚れが固着しなければ簡単に綺麗に出来て楽ですよね?)
あとは水滴がレンズ効果により塗装面を焼いてしまうリスクを出来るだけ回避する性能が付加されていれば、そのコーティングが撥水してもしなくても、それほど大きな差は無いと感じています。撥水はただのパフォーマンスです。
コーティングに高性能を求めても限界があるという事だけはお忘れなく!高価なコーティングも必ず酸化劣化します。
それよりもカーケアは愛車とのスキンシップだと思って面倒クサがらずに楽しみましょう!
恋こがれて手に入れた愛車なんですから、
大好きすぎて家族に内緒で沢山お金を使った愛車なんですから(笑)
ですから手を抜いて楽をしようと思ってはだめです。
きちんと向き合って、しっかり手をかけてあげてください。 それが愛です!
愛は車を救う!!